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慶應義塾大学(通信教育課程)の学部・学科を解説

ここでは、慶應大通信の各学部について解説します。

慶應大通信には文学部、経済学部、法学部の3学部が設置されており、文学部には第1~3類、法学部には甲・乙類といった区分があります。この2つは「類」を決めて出願し所属するため、実質的には学科に近いものと言えます。

文学部には17の専攻が含まれ、一般の大学でいう「教育学部」「社会学部」なども含んだ領域と言えます。経済学部には通学課程の商学部カリキュラムも内包し、法学部の各類は実質的に法律学科と政治学科と同等です。

このように、学部としては3つであっても、学問領域はかなり広いという点が慶應大通信の特徴です。文系領域の多くをカバーしており、関心のある学問を追求することができます。

慶應義塾大学(通信教育課程)の学部・学科一覧

文学部

学生データ

・2026年度 学生数:2,894名
(第1類:1,693名 / 第2類:461名 / 第3類:740名)

・2026年度 4学期入学数:242名
(第1類:154名 / 第2類:32名 / 第3類:56名)

・2025年度 卒業生数:109名
(第1類:63名 / 第2類:14名 / 第3類:32名)

文学部概要

慶應大通信の文学部は第1類(哲学系)、第2類(史学系)、第3類(文学系)に分けられ、出願時に類を決める必要があります。

文学部は学問領域がとても広い点が大きな特徴です。通学課程と同様に17の専攻から成り、人文科学のすべての領域をカバーしていると言えます。

また、通学課程とは異なり、他の類の科目も幅広く履修する必要があります。多様な科目から関心に合致するものを選び、学問を通じて視野を広げることができます。

第1類

専攻領域:哲学、倫理学、美学美術史学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学

哲学や人間科学に関する専門研究を行います。

科目の例

西洋哲学史 / 論理学 / 科学哲学 / 倫理学 / 現代倫理学の諸問題 / 日本美術史 / 社会心理学 / 都市社会学 / 心理学 / 教育学 / 教育心理学 / 教育史 / 教育思想史 / 教育社会学 / 心理・教育統計学 / 法学概論 / 社会調査

第2類

専攻領域:日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学

歴史に関する専門研究を行います。

科目の例

史学概論 / 日本史概論 / 日本史概説 / 日本史特殊 / 古文書学 / 世界史概論 / 東洋史概説 / 東洋史特殊 / 西洋史概説 / 西洋史特殊 / オリエント考古学 / 考古学 / 地理学 / 人文地理学

第3類

専攻領域:国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学

文学や言語研究に関する研究を行います。

科目の例

日本語学 / 国語学各論 / 国文学 / 国文学史 / 近代日本文学 / 国文学古典研究 / 書道 / 中国文学史 / 漢文学 / 現代英語学 / 英語学概論 / 英語音声学 / 英語史 / ACADEMIC WRITING / 現代英文学 / 英文学特殊 / 中世英文学史 / 近世英文学史 / イギリス文学研究 / アメリカ文学 / アメリカ文学研究 / シェイクスピア研究 / 日米比較文化論 / 近代ドイツ小説 / 近代ドイツ演劇 / フランス文学概説 / フランス文学史 / ロシア文学 / ラテン文学

経済学部

学生データ

・2026年度 学生数:2,479名

・2026年度4学期 入学数:201名

・2025年度 卒業生数:88名

経済学部概要

慶應大通信の経済学部には学科や類は設置されていません。科目は第1類から第7類に区分されていますが、文学部や法学部のようにいずれかの類に所属はせず、必修科目以外はどの類からでも自由に選択して履修できます。

商学部系のカリキュラムも組み込まれている点が大きな特徴です。この分野は商学部の教員が担当し、通学課程よりも幅の広い学びを得ることができると言えます。

経済学部は1890年に「理財科」の名で、福沢諭吉の「実学」の精神と理念とを具体化するものとして誕生した背景を持ちます。1920年に経済学部に改称、1957年の商学部設置という流れを汲んでいます。

経済学の基礎コースから始まり、 経済理論・計量経済、経済史・学史・思想史、経済政策、日本経済・国際経済、商業学・経営学・会計学、法律学といったコースがあります。これらのコースから関心のある科目を履修できます。

科目の例

経済原論(ミクロ経済学) / 経済原論(マクロ経済学) / 国民所得論 / 計量経済学 / 情報とインセンティブの経済学 / マクロ経済学中級 / ゲーム理論 / 経済史 / 日本経済史 / 世界経済史 / 社会思想史 / 経済政策学 / 財政論 / 金融論 / 社会政策 / 国際貿易論 / 社会保障論 / 地理学 / 人文地理学 / 都市社会学 / 経営学 / 経営分析論 / 経営数学 / 商業学 / 保険学 / 会計学 / 簿記論 / 会計監査 / 原価計算 / 管理会計論 / 憲法 / 民法 / 労働法 / 経済法 / 会社法 / 法学概論

法学部

学生データ

・2026年度 学生数:1,847名
(甲類:1,328名 / 乙類:519名)

・2026年度 4学期入学数:188名
(甲類:128名 / 乙類:60名)

・2025年度 卒業生数:78名
(甲類:46名 / 乙類:32名)

法学部概要

慶應大通信の法学部は甲類(法律学系)と乙類(政治学系)に分けられ、出願時に類を決める必要があります。法律学科・政治学科と実質的に同等の区分と言えます。ただし、甲類と乙類は全体の学科目にはほとんど違いはありません。

通学制は1890年に法律学科が、1898年に政治学科が設けられ、1948年に通信教育課程が開講されました。この長い歴史の中で8万人以上の卒業生を数え、その内の3,200名が通信教育課程を修了しています。

甲類

学問領域:法律学等

憲法、民法、刑法、商法といった六法から、経済法、社会保障、国際法、外国法などが学習対象です。また、法(正義)の理念や法学の方法論を学ぶ法哲学、法の歴史を紐解く法制史など、様々なアプローチから法について学習します。

乙類

学問領域:政治学等

社会現象を理解するための分析や理論を学び、国内外の政治史や政治思想史を考察し、国際比較とともに現代の政治課題について考えます。その他、民法や国際法と言った法律についても学べます。

科目の例(甲類・乙類)

憲法 / 民法総論 / 刑法総論 / 法哲学 / 日本法制史 / 西洋法制史 / 国際法 / 行政法 / 物権法 / 債権総論 / 債権各論 / 親族法 / 相続法 / 会社法 / 商法総則・商行為法 / 保険法・海商法 / 手形法 / 刑事政策学 / 刑法各論 / 民事訴訟法 / 倒産法 / 刑事訴訟法 / 国際私法 / 労働法 / 経済法 / 英米法 / 政治学 / 政治哲学 / 日本政治史 / ヨーロッパ政治史 / アメリカ政治史 / ロシアの政治 / 現代中国論 / 日本外交史 / 西洋外交史 / 政治思想史 / ヨーロッパ中世政治思想 / コミュニケーション論 / 社会保障論 / 経済原論(ミクロ経済学) / 経済原論(マクロ経済学) / 財政論 / 金融論 / 経済政策学 / 社会政策 / 経営学 / 会計学 / 人文地理学 / 地理学